関西万博のパビリオン予約操作を少しだけ楽にするiOSショートカットを作ってみた話

関西万博のパビリオン予約操作を少しだけ楽にするiOSショートカットを作ってみた話

開催前からチケット4枚購入してて、4月は初日(メチャクチャ寒かった!!🥶)を含め3回行きました。3回目で「これは到底回りきれない!あれもこれも行きたい!」となり、結局通期パスを購入するに至りました😁

未来を感じて、知的好奇心を刺激され、楽しいことこの上ないですね。ミャクミャク様も可愛い☺️

(ぜひ予約席で全ての人に見て欲しい「アオと夜の虹のパレード」。圧巻過ぎて感動しかない)
(イタリア館で食したプッチャと生ドーナツ。プッチャが衝撃的な美味しさだった)
(インド館のビリヤニとカレー、謎のローカルフード「パナプリ」。インド館の食事は超コスパ高くオススメ)

結局5月もチョイチョイ行って25日時点で計7回になりました。行くたびに人がドンドン増えてるのを実感しています。以前の投稿で、

今回の関西万博はSNSやYouTube等のネットの力で開幕後いっきにブーストされて盛り上がる万博になる気がしています。

と書いた通りの展開になっていて、万博好きとしては連日の賑わいがとても嬉しいです。増えたら増えたで課題も出てくるでしょうけど、毎日のように色々と改善されていますから大丈夫でしょう。

 

抽選の応募と予約がしにくい

さて。

そんな万博ですが、開幕当初から「これは喫緊の課題だなぁ」と思うことがありました。

それは、チケットサイトの抽選応募・予約の画面。既に行かれている方には共感して貰えると思うのですが、使い勝手が余りよろしくないUX/UIなのですよねー。iOSアプリやWeb系の仕事をしてきた自分的には色々思うところがあります。

  • ページングの粒度が細かすぎて、応募/予約できるパビリオンを一覧しにくい
  • 画面が狭いスマホ操作が前提なのに、応募/予約の画面で不必要な情報が多い

全部を表示する一覧機能がなく、絞り込みもできず、ことあるごとに毎回「もっと見る」を何度も押さなくちゃなりません。ウキーッてなるw

(何度も何度も「もっと見る」ボタンをタップすることになる)

またスマホはそもそも画面が小さいので、慣れてくると情報量が多すぎると感じてしまいます。「今見たいのはパビリオンの説明文じゃないんです!」「申し込めないパビリオン情報は出さないでー」みたいな。色々とストレスを感じてしまうのが正直なところ。

(説明文の領域が大き過ぎて、何度も何度もスクロールすることになる)

まぁ万博が楽しいのは変わりないのですけどね。でも、必ず触らなくちゃいけないサイトで都度プチストレスが溜まるのは残念です。現地に行く当日は会場に専用端末もありますが、サイトと無縁ではいられないわけで。ここを何とか改善したい。

 

iOSのショートカットで実装してみる

応募・予約画面で、こうなったら良いのに…って感じたことが3つありました。

  • 何度も「もっと見る」をタップしないようにして欲しい
  • 説明文を非表示にできるようにして欲しい
  • エントリ不可なものを消せるようにして欲しい

ふと、これぐらいなら iOS のショートカットアプリを使って解決できるんじゃないか?と思いました。iOSのショートカットには、Safariで表示中のページに対して JavaScript を実行する仕組みがあるのです。プログラム的にタップしたり、表示済みの要素を非表示にしたりとか、限界はあれど色々と制御できます。

(iOSの操作を自動化する公式アプリ。元はといえばある企業のアプリをAppleが買収したもの)

思い立ったら吉日。前の投稿でも書きましたが、昨今は思いついたプチツールをAIで簡単に作れます。良い時代ですね😀 イベント検索ページのHTMLと睨めっこしながら2,3時間程度で実装できました。動かしてみた結果がこちら。見たいものだけが見れる状態ができました。

(説明文がなくなり、予約不可のものも消えて、スッキリ😊)

スマホのUI/UXって、ユーザに余計な操作を強いず、必要な情報だけに絞りこむのが本当に大事だなぁと改めて実感しました。ユーザ視点のちょっとした工夫なのですけどね。以下は動作させてる様子の動画。

表示されたHTMLをコネコネするしかないJavaScriptでは、このへんが技術的限界でしょうか…😅

10月13日まで会期はまだ4分の3ありますから抜本的に改修されることを期待しています。なんとか開発担当会社の皆さんには頑張って貰いたいものですね。

 

ショートカットを公開したいけど…🤔

万博に行く方が同じ煩わしさを感じてると思うので、作ったショートカットは公開したいなと思ってます。

が、この種のものは何かと規約違反になる可能性があります。手作業する煩わしさを自動化しただけでサーバに過度な負荷をかけないので問題ない筈ですが、万が一アカウントBANされてもなぁ…という不安もり、エイヤーとは踏み切れずです。そのへん規約等を調査中ですが、どうでしょうか…。

問題なさそうなら、もう少し作り込んで公開してみたいと思います。

 

ということで、関西万博サイト用のプチツールを作ってみた〜という話でした😊 思いついた便利ツールをパパッと作ってしまえるのは、AI時代のいいとこですね。また色々作っていきたいと思います。